協賛

2023.05.06

参加者の皆さん、アーティストの方々、本当に感謝しかありません。ジャパン・ジャム2023、最終日終演しました。

最終日、サンセット・ステージが強風のために閉鎖。ギリギリまでフル開催を目指しましたが、朝の段階でサンセット・ステージのルーフの一部が破損し、危険と判断し閉鎖を決定しました。スカイ・ステージとバズ・ステージのみで開催となったジャパン・ジャム2023。とても難しい条件のなかでのフェスでしたが、参加者の笑顔、アーティストの最高のパフォーマンスに支えられて素晴らしい一日にすることができました。
二つある4万人以上収容のステージのひとつが閉鎖されるという事態は、プロデューサーとしてはかなり厳しいオペレーションが要求される状況です。正直焦りました。いろいろ予測される事態に備えて準備をしました。
スタッフは本当に頑張りました。それを支えてくれたのが参加者の皆さんでした。長くなってしまった列に秩序正しく並び、お互いを尊重するマナーで快適なフェスを守ってくれました。
アーティストにとっても厳しい条件となりました。ステージ上の強風は演奏の妨げになりました。タイムテーブルの変更で、転換時間の短縮をお願いすることになりました。いろいろな条件の変化に全力で対応していただき本当にありがたかったです。そこでの最高のパフォーマンス、それに応える参加者の笑顔と歓声、とても感動的でした。そこには強い一体感がありました。変な感想かもしれませんが「これがフェスの素晴らしさだ」と強く思いました。
ステージが閉鎖されたことを、勝手にフェスの素晴らしさの話に置き換えてるんじゃないよと言われてしまうかもしれませんが、参加した方には分かっていただけると思います。
無論、ステージの閉鎖はあってはいけないことです。こうしたことのないように努力します。しかし野外フェスにおける気象条件の変化への対応はとても難しいことです。
今回、出演できなかったアーティストへ連絡させていただいた時、皆さんから「大変ですね、頑張ってください」と言っていただき、大変ありがたかったです。出演できなかったアーティストの演奏を楽しみにしていた参加者の皆さんにはお詫びしかありません。しかしこうした言葉に甘えず、より高い運営スキルを持ったフェスへ成長するように努力します。
本当にありがとうございました。

2023年5月6日
JAPAN JAM総合プロデューサー
渋谷陽一

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